塗装できない屋根にはガルバリウム鋼板カバー工法or葺替えを推奨

【塗装できない屋根のリフォームについて】

石綿=アスベストが問題になり建材への使用や製造が中止になって20数年でしょうか。

屋根の建材で影響があったのはコロニアルという薄型のスレート屋根材です。

すべてが悪い製品という訳ではなく、アスベストが混合されてきた商品は粘りがあって強度がございましたが、中止となった切替わり時期と、その後少しの商品に不具合が発生してしまいました。

代表的なのが【パミールA】という商品。

経年が過ぎると表層より剥がれが生じてくるといった不具合が発生し、塗装という保護する観点では対応しきれないレベルの症状となります。

他にも割れやすい商品などもございますが、そのご説明は割愛致します。

塗装ができない時には『えっ?葺替えしかないの?』

と考えてしまいますが、そうでもないのが実情です。

まずはアスファルトシングル屋根という、曲げ易く加工しやすい製品で、既存屋根材へカバー工法していくという方法がございます。

施工がやり易くコストも軽減されるが、表面に接着している天然鉱石がポロポロと、こぼれやすいというデメリットがございます。

他はガルバリウム鋼板でのカバー工法があり、立て平葺きや段葺きなど葺き方に種類がございます。

メーカーさんによって良い製品と、いや!ここのはちょっといろいろありまして…という製品もございます。

瓦のような形状での超軽量屋根材もございまして、最近弊社でも葺替えで使用させていただいた製品がございます。

セネターという製品で、ガルバリウム鋼板を屋根瓦のような形状にしていて、表層の保護として天然鉱石を接着している製品です。

超軽量屋根材 セネター

築年数が40年以上など経過している建物となると、強度が心配な部分がございます。

よって、軽量の屋根材とすることは望ましくなります。

葺替えもできるし、コロニアルなどの薄型スレート屋根材にはカバー工法が行えます。

勿論、新規ルーフィングは必須であり

新規ルーフィング

築年数が経過している建物や下地材が脆弱になっている場合は、構造用合板を上張りして補強致します。

構造用合板で補強のうえ新規ルーフィング

このブログでご紹介させていただくのは、

DSROOFING ディーズルーフィングさんの【石粒付鋼板屋根】をご紹介致します。

こちらも超軽量で素材はガルバリウム鋼板であり、表面には石粒でコーティングしています。

冒頭に綴っておりましたアスファルトシングル材よりも石粒がパラパラと落ちることは少ないです。

何故ならシングル材は曲げ易く動きがある為に石粒がこぼれやすいという内容になるんですよね。

これがサンプルとなります✨

超軽量屋根材 石粒付鋼板屋根材

超軽量で持っても軽い✨

表面の石粒加工もシングル屋根材とは比較にならないほど、パラパラとこぼれることはごさいません。

ガルバリウム鋼板素材なので、曲げ強度があることと高耐候性の素材であること、石粒加工されている為に未来で塗装の必要性がなく、汚れが付着した場合は洗浄で綺麗になります。

ディーズルーフィング

私からすると様々な商品や製品を見てきて思うのが、とても優れた性能を備えた製品ではないかと思います。

実は断熱効果も得られるとの実験結果が出ています。

他には製品ごとの比較表もございます。

勿論一長一短な側面もございますが、この表で確認してみるとメリットが多いことが理解できます。

デザインも良く✨形状に種類があり建物屋根の形状によって選ぶのも良いですね。

特に問題のあるパミールAや他の脆弱な製品は、カバー工法や葺替えが望ましいでしょう。

パミールA
パミールA
パミールA

薄型軽量スレート屋根材のメンテナンスとして、適正な仕様での塗装をするならば何度か行うことは素材の保護としての観点であれば望ましいです。

しかし、適当な施工をされる業者さんも多く居られるのが実情です。

適正なメンテナンスを行う中で、築年数や構造などで判断したり、塗装できない屋根材である時には適正なカバー工法や葺替えを行うことが望ましくなります。

コストバランスも大切になってまいりますので、弊社では調査時より適正なメンテナンス方法を見出して、お客様のご希望やお考えに寄り添いながら、ご一緒に検討していきたいと思います。

最後に注意喚起とお知らせです。

突然飛び込みでやっくてくる

【訪問販売業者】もしくは【点検商法】

屋根瓦がずれてますよ〜‼️

外壁触らないと雨漏りしますよ〜‼️

的な内容や【安売り業者】にはお気をつけくださいませ

【飛び込み訪問販売】闇バイト⁉️
【悪徳業者が多い訪問販売業者】