香川県防水工事は川田建装へお任せください。お問合せは087-844-2998となります。
今回のブログはマンションオーナー様よりお声がけくださり施工させていただいたマンション陸屋根の防水改修工事についてご紹介です。
高松市太田下町のマンションでRC造(鉄筋コンクリート造)となります。
既存露出防水層は加硫ゴムシート、パラペット天端や顎部分は防水ではなく美観上の塗装がされていました。
笠木は軽微なクラック(ひび割れ)が多数発生しており、新規防水層の選定と致しましては表面へ強度をつける為にクロスメッシュで補強して、伸縮性のあるウレタン塗膜防水を施します。
天端から顎下、下端部位へは防水層を設けては膨れなどの原因となる為に防水は致しません。
しかし、強風を伴う雨天時に雨水が浸入してはいけないので『水切りテープ』という部材を取付けて防水層を設けます。
洗浄後には立上り部位の加硫ゴムシートや端末の金物を撤去致します。
その後ウレタン施工部や立上り部位へ樹脂モルタルをペースト塗りで下地。
既存ドレンは撤去、その後改修用ドレンを取付致します。
平場全体には通気緩衝シートを敷き込み、躯体と絶縁致します。絶縁するということは密着させないというこです。
何故?密着させないか?というのは、密着施工だといずれ膨れや剥がれが生じてくるリスクを軽減することができるからです。
後々に不具合をさせたくないですからね。
その後振動ドリルで穴あけ及びプラグ取付、ディスク盤を取付していきます。
ディスク盤へ塩ビシート融着するようになります。そうすることにより通気が保たれて躯体と緩衝されない露出防水層となります。
立上りとの取合いは塩ビ鋼板を取り付けて、その部分も塩ビシートを融着し端末も固定されます。
また、立上りは塩ビシートを密着施工と致しました(立上りも絶縁にすることは可能です)
平場及び立上りの塩ビシートの施工が完了✨
庇と天端、水切りテープを取付してウレタン塗膜防水X-2工法も完了です。『x-2工法はメッシュクロス入りの密着』『x-1工法は絶縁シート敷き込みの通気緩衝工法』となります。
上の画像が水切りテープ取付後のウレタン塗膜防水施工後画像です。既存より下へ長くなっているのが解りますよね?長くなったおかげで雨水が真下へ流下する仕組みを造るのです。また、強風を伴う雨時でも直接雨水が浸入しないようにする為でもございます。
通気緩衝工法となると【脱気筒】という通気システムが必要となります。露出防水層内部の湿気を出す仕組みです。
排水ドレン部は改修ドレンを取付、ゴミ詰まり防止のストレーナーを取付致します。
『プライスよりもバリューの向上』
塩ビシートの耐候性は15年から20年といわれていますが、適正な施工後であれば20年経過した状態を確認しても、まだまだ問題ないことが多いです。少し汚れたからといって塩ビシート用の塗装も仕様として出されていますが、私としては保護塗装をしてしまったら、塩ビシート自体が固くなり劣化を早めるような気がして推奨はしていません。
加硫ゴムシートは浮きや剥がれが発生しやすい印象で、トップコートという保護塗装のメンテナンスも定期的に発生するので逆に工事へのストレスと費用が重なるのでおすすめ致しません。
ウレタン塗膜防水もそうですが、適正な防水層が設けていれば15年ぐらい。しかし、保護塗装の経年劣化が10年程度なので、その際にトップコートの塗替えが発生してしまいます。
今回の施工であれば、大きな部位のメンテナンスは20年は必要がございません。
もしメンテナンスするとすればウレタン塗膜防水部位のトップコートの塗替えでしょうか。※トップコートは防水ではなく保護塗装なのでご注意を。よく勘違いしている方や業者さんが居られますが防水ではございません。
オーナー様よりご期待してくださりご用命誠にありがとうございました。
クオリティ重視の施工が行えました。
『すべての施工はお客様の笑顔の為に』
シーリング工事や防水工事も本来ならば建設業の許可を取得しているお会社さんへの依頼が重要です。
それは
【信用があり適正な施工が行えるからです】
勿論弊社も防水業の許可取得会社です
本日ブログをご覧になり防水工事やシーリング工事をご検討の方は参考になさってくださいませ。
それでは今回のブログはこのへんで